※2024年度のクラスは定員となりました。来年度の募集は、地球となかよし公式LINEにて先行して行ってまいりますので、ご興味のある方は地球となかよし公式LINEへご登録ください。
このプログラムは、仲間と一緒に、沖縄の美しい海岸で、ビーチコーミングで漂着物を集めたり観察しながら、楽しく、自然環境や生物多様性について学び、標本を作る過程で、さらに観察力や科学的思考を磨き、それらをしっかりと最後自分達の力で表現(アウトプット)していくプログラムです。
探究活動のテーマ
サンゴ✕海洋保全
沖縄の海が「キレイ」と言われる理由を探求し、その背後にある環境問題や生物多様性について深く学びます。漂着物を収集し、季節や場所ごとの違いを比較しながら、沖縄の海についての理解を深めます。
プログラム内容
- 講義(7月3時間)
- 沖縄の島の成り立ち
- 海で見られる生き物
- サンゴ(礁)について
- 漂着物の種類
- 標本の作り方
- 講義(8月1時間)
- 海の生き物やサンゴについて
※実験あり
- 海の生き物やサンゴについて
- フィールドワーク(9月・12月)
- 各地の海岸で漂着物を収集
- 生物の観察と記録
- 漂着物の種類、時期、場所ごとのデータ収集
- フィールドワーク(11月)
- マイクロプラスチック調査
- 標本づくり(10月・1月 各3時間)
- 収集した漂着物の分類と標本作成
- 図鑑での調査とラベル作成
- 生物や漂着物の特性について学習
- 成果発表準備と考察(2月 3時間)
- 収集データの分析
- 発表用ポスターやスライドの作成
- 公の場での発表(3月)
- 各グループによる発表
- 来場者への説明とディスカッション
グループ別活動内容
- 貝、種子、サンゴなどの標本作成
- 図鑑で調べてラベルを作成し、標本にまとめる
- 漂着物や生き物の比較研究
- 海岸の様子を観察し、データを収集
- 海洋ごみの由来や解決策を考察
- 発表形式:ポスター発表(ポスターセッション)または、Canvaを用いた口頭発表を予定
※子ども達の興味関心と学年を考慮してチームを編成し活動を行っていく予定です
スケジュール
- 7月21日(日)13時~16時:講義(3時間)@琉球大学キャンパス内
- 8月4日(日)13時~14時:講義(1時間)@国際海洋環境情報センター(GODAC)
- 9月1日(日)9時~12時:フィールドワーク(漂着物集め)@南城市
- 10月20日(日)13時~16時:標本づくり(3時間)@琉球大学キャンパス内
- 11月17日(日)9時~12時:フィールドワーク(マイクロプラスチック調査)
※しかたに自然案内の鹿谷先生をお迎えして一緒に活動します。 - 12月1日(日)9時~12時:フィールドワーク(漂着物集め)@大宜味村
- 1月19日(日)13時~16時:標本づくり(3時間)@琉球大学キャンパス内
- 2月2日日(日)13時~16時:考察、発表に向けた成果物の準備
- 3月前半:イベント&発表(沖縄県サンゴ礁保全推進協議会主催沖縄県共催のサンゴウィークのイベントの中で発表の機会を作ります。)
各月1回のペースで活動を行っていきます。
※天候などにより一部の内容やスケジュールが変更になることがあります。ご了承ください。
※講座の振替は行いませんが、どうしても参加ができない日がある場合は、LINEによる質問の受付や個別のフォローアップを行っていきますのでご相談ください。
メイン講師紹介
探究のプロが講師となり、子ども達の探究をサポートしていきます。
仲間 信道(なかま のぶゆき)
沖縄生まれ沖縄育ち。好きな生き物は多足類(ムカデ、ヤスデ、ゲジなど)、昆虫、爬虫類など広く。専門はタマヤスデの分類。多趣味で、バイクいじり、古物収集、レコード鑑賞などが好き。琉球大学大学院農学研究科修了。修士(農学)。
ビーチコーミングでよく拾うもの:貝殻、種子、骨、古い陶磁器、ガラス類
三宅 遥香(みやけ はるか)
好きな生物は両生爬虫類や貝類(陸産、海産)など。行動観察が趣味で小型サンショウウオ(沖縄にはいない)の産卵行動を研究していた。琉球大学理学部海洋自然科学科所属。
ビーチコーミングでよく拾うもの:貝殻、砂、骨、魚類等の海棲動物の死骸、古い陶磁器、ガラス類
サポーター
神谷 則子(かみや のりこ)
一般社団法人地球となかよし代表理事
NEAL自然体験活動指導者、LNTレベル1インストラクター、日本イエナプラン教育協会主催イエナプラン基礎編終了、キャリアコンサルタント
このプログラムを通して、子ども達が、実際に経験すること、発見すること、探究することの面白さを感じ、仲間や先生、そして自然界の生き物たちと「なかよくなる」機会となることを願いサポートしていきます。
ビーチコーミングでよく拾うもの:亀の骨、シーガラス、貝殻、珊瑚のかけら
会場
7月・10月・1月・2月 琉球大学のキャンパス内
8月 国際海洋環境情報センター:GODAC(沖縄県名護市字豊原224-3)
9月・11月・12月 沖縄本島のビーチ
9月:南城市
11月:未定
12月:大宜味村
を予定しております。
※それぞれの会場までの子ども達の送迎は保護者様の方でお願いいたします。
参加費
30,000円(年間)
※兄弟姉妹割引:2人目以降は20,000円(年間)
申し込み方法
お申込みはこちらからお願いいたします。
定員:全14名
定員となりましたので現在キャンセル待ちでの受付となります。
次年度も開催予定となりますので、次年度のご案内を希望される方は、地球となかよし公式LINEへご登録をお願いします。
地球となかよし公式LINE
https://lin.ee/Rhe3E3F
子ども達の未来を支える重要なスキル
このプログラムは子ども達が未来の社会で自信を持って活躍するために不可欠、情報収集・分析、批判的思考、問題解決、コミュニケーションのスキルを楽しく磨ける機会です。
- 情報収集と分析:現場での観察や収集したデータをもとに、環境問題や生物多様性について深く理解する力。例えば、漂着物を収集し、その由来や種類を調べることで、海洋環境の現状を把握します。
- 批判的思考:収集したデータや情報を分析し、独自の視点で環境問題を考察する力。例えば、同じ海岸でも季節や気象条件によって漂着物が変わることを観察し、その背後にある要因を探る力を養います。
- 問題解決:解決策を考える力。例えば、国内外から流れ着くゴミの違いを調べ、それぞれの対策を考え、実行可能なプランを提案する力を身につけます。
- コミュニケーション:グループディスカッションや発表を通じて、自分の考えを分かりやすく伝える力。例えば、収集したデータをもとにポスターやスライドを作成し、わかりやすく説明する力を養います。
スキルは磨くことで高めることができます
スキルは、学習や経験の機会によって磨くことで高めていくことができます。そして、これらのスキルは、単なる学習の手段にとどまらず、子ども達の自己実現に直結する重要な要素です。
未来の社会では自ら課題を見つけ出し、解決策を考え、他者と協力して実行するスキルが求められます。テーマの中から、自分の興味のアンテナが動くものを探し、一方的に「教えられる」学びではなく自分の力で学ぶことでそれらのスキルが磨かれます。
沖縄の美しい海での実践的な学びを通じて、子ども達は自然環境への理解と興味を深め、体験を通じて未来の社会で必要となるスキルを磨いていきます。
ご参加をお待ちしています!
沖縄の美ら海を舞台に、一緒に楽しみながら子ども達にとって大切なスキルを磨く機会としてご活用いただければ幸いです。
このプログラムは、一般社団法人キュリオス沖縄様のご協力と、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金協働プロジェクト(LOVE BLUE助成)の助成を受けて運営しています。