みんなは、暗い夜の海で光る生き物を見たことがあるかな?水族館で見た光るクラゲや、テレビで見た深海の不思議な魚。実は、海の中には自分で光を出す生き物や、光を受けて美しく光る生き物がたくさんいるんだ。
今日は、そんな「光る生き物」の不思議な世界を一緒に探検しよう!なぜ光るのか、どうやって光るのか、そして君たちの自由研究にも使えるアイデアもたっぷり紹介するよ。
沖縄の海にも光る生き物がいるから、ぜひ最後まで読んでね!

光る生き物には2種類ある!蛍光と生物発光の違い
光る生き物と聞くと、みんな同じように光っていると思うかもしれないけど、実は光り方には大きく分けて2つの種類があるんだ。それが「蛍光(けいこう)」と「生物発光(せいぶつはっこう)」だよ。
蛍光:光を受けて光る
蛍光っていうのは、紫外線(しがいせん)や青い光を受けると、それを別の色の光に変えて放出する現象のことなんだ。例えば、太陽の光やブラックライトを当てると、その光のエネルギーを吸収して、緑色や赤色に光って見えるんだよ。
沖縄のサンゴ礁にいるサンゴは、この蛍光の仕組みで光っているんだ。サンゴの体の中には「緑色蛍光タンパク質」というものが含まれていて、紫外線(UV光)や青い光を受けると、美しい緑色に光るんだよ(琉球大学サンゴ研究室)。
サンゴが光る理由は、褐虫藻(かっちゅうそう)という共生する藻を引き寄せるためだと考えられているんだ。褐虫藻はサンゴに栄養を与える大切なパートナーで、サンゴは光ることで「ここにおいで!」と呼びかけているのかもしれないね。
生物発光:自分で光を作る
一方、生物発光は、外からの光がなくても、自分で化学反応を起こして光を作り出す仕組みなんだ。深海の真っ暗な世界で光る魚や、夜の海で光るホタルイカなどは、この生物発光の仕組みを使っているよ。
生物発光は、化学的エネルギーを光エネルギーに変換する化学反応の結果として発生するんだ。ほとんどの場合、ATP(アデノシン三リン酸)という生き物のエネルギー源が関係しているんだよ(生物発光 – Wikipedia)。
深海の調査によると、水深500m以深に住む魚類の約90%、エビ・カニ類の40-80%、オキアミ類の99%が生物発光すると見積もられているんだ(生物発光 –
Wikipedia)。深海は、まさに光の世界なんだね!
🔍 ポイント整理
- 蛍光:光を受けて別の色に変えて光る(例:サンゴ)
- 生物発光:自分で化学反応を起こして光を作る(例:深海魚)
- 深海生物の多くは生物発光する!
ノーベル賞をもらった発見!オワンクラゲと緑色蛍光タンパク質
光る生き物の研究の中で、もっとも有名な発見が「緑色蛍光タンパク質(GFP)」だよ。これを発見したのは、日本の科学者、下村脩(しもむら・おさむ)先生なんだ。
下村脩先生の大発見

1962年、下村先生は北太平洋の冷たい海に住むオワンクラゲ(Aequorea
victoria)という透明なクラゲから、緑色に光るタンパク質を取り出すことに成功したんだ(下村脩 – Wikipedia)。
この研究は本当に大変で、なんと約100万匹ものオワンクラゲを使って実験を行ったんだよ!クラゲを一匹一匹集めて、その中から緑色に光るタンパク質を少しずつ取り出していったんだ。想像してみて、100万匹だよ!すごい努力だよね。
GFPが世界を変えた
この緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見は、その後の科学研究を大きく変えることになったんだ。なぜかというと、GFPは生き物に無害で、生きたまま細胞や生物の中の分子の動きを観察できるからなんだ(見えないものが見えるように!光るタンパク質GFP)。
例えば、がん細胞にGFPの遺伝子を入れると、そのがん細胞だけが緑色に光るようになるんだ。これによって、がん細胞が体の中でどう動いているか、どう増えているかを、生きたまま観察できるようになったんだよ。
この素晴らしい発見により、下村先生は2008年にノーベル化学賞を受賞したんだ(2008年ノーベル化学賞『緑色蛍光タンパクの発見と応用』)。マーティン・チャルフィー氏、ロジャー・チェン氏と共に受賞し、世界中の科学者たちから称賛されたんだよ。
GFPはどうやって光るの?
オワンクラゲの体の中では、イクオリン(aequorin)というタンパク質がカルシウムイオンに反応して青い光を発するんだ。そして、GFPはその青い光のエネルギーを受け取って、緑色の光を放出するんだよ(緑色蛍光タンパク質 – Wikipedia)。
つまり、青い光を緑色の光に変換しているんだね。これはまるで、魔法の変換装置みたいだね!GFPの分子量は約27キロダルトン(kDa)で、とても小さなタンパク質なんだよ。
📚 豆知識
GFP以外にも、いろんな色の蛍光タンパク質が発見されているよ!例えば、サンゴから見つかった赤色蛍光タンパク質「DsRed」や、タマクラゲから作られた明るく褪色しにくい「StayGold」など、カラフルなタンパク質のパレットが広がっているんだ(色褪せない蛍光タンパク質 | 理化学研究所)。
どうやって光るの?生物発光のメカニズム

蛍光タンパク質の話をしたけど、次は「生物発光」、つまり自分で光を作り出す仕組みについて詳しく見ていこう。深海魚やホタルが光るのは、この生物発光の仕組みなんだ。
ルシフェリンとルシフェラーゼ
生物発光には、2つの重要な物質が関わっているんだ。それが「ルシフェリン」と「ルシフェラーゼ」だよ。
「ルシフェリン」は、光を出すための材料(発光基質)なんだ。そして「ルシフェラーゼ」は、そのルシフェリンを酸化させて光を発生させる酵素(こうそ)なんだよ。
簡単に言うと、こんな感じだよ:
ルシフェリン(材料) + ルシフェラーゼ(道具) + 酸素 → 光!
ホタルが光るのが、この仕組みの有名な例だね。海の生き物でも、同じような仕組みで光っているんだよ。
セレンテラジンの秘密
海の生き物の多くは、「セレンテラジン」という特別なルシフェリンを使って光っているんだ。セレンテラジンは、7つの門にまたがる多くの水生生物に見られる発光分子で、放散虫、有櫛動物、刺胞動物、イカ、クモヒトデ、カイアシ類、毛顎動物、魚、エビなどに見られるんだよ(セレンテラジン – Wikipedia)。
面白いことに、セレンテラジンは発光クラゲ、発光エビ、発光イカ、発光魚の肝臓中から発見されていて、食物連鎖的に供給されている可能性が高いんだ。つまり、食べ物から取り込んでいるかもしれないんだね!
カルシウムが光のスイッチ
セレンテラジンを使った発光の仕組みは、とても興味深いんだ。カルシウムイオンが結合することで生物発光が開始されるんだよ。
化学反応の流れはこうなっているよ:
- カルシウムが結合して発光スタート
- セレンテラジンからアニオン(マイナスの電気を帯びた粒子)が生成
- ペルオキシド(過酸化物)になる
- 環化してジオキセタン中間体ができる
- 熱分解して一重項励起状態のアミドアニオンが生成
- 光が放出される!
難しい言葉が並んでいるけど、要するに「カルシウムがスイッチを入れて、化学反応が次々と起こって、最後に光が出る」ということなんだ。生き物の体の中で、こんなに複雑な化学反応が起こっているなんて、すごいよね!
深海は光の世界!なぜ深海生物は光るのか

さて、深海の話をもっと詳しくしよう。太陽の光が届かない真っ暗な深海では、多くの生き物が自分で光を作り出しているんだ。その理由には、いくつかの面白い目的があるよ。
深海魚の90%が光る驚きの事実
驚くべきことに、調査に基づく概算では、水深500m以深に住む魚類の約90%、十脚類(エビ・カニ類、水深500-1,000m)の40-80%、オキアミ類(表層-1,000m)の99%が生物発光すると見積もられているんだ(生物発光 – Wikipedia)。
つまり、深海はほとんどの生き物が光っている「光の世界」なんだね。世界で約1,550種の発光魚が知られていて、日本の海には約400種が分布しているんだよ(擬態やコミュニケーションのため? 海で発光する魚たち)。
光る理由①:獲物を誘うルアー
深海魚の中で一番有名な光り方は、チョウチンアンコウの「ちょうちん」だね。頭の上についている発光器を、釣り竿のルアーのように使って、小さな魚をおびき寄せているんだ(深海は発光するいきものだらけ!?)。
真っ暗な深海で、光る物体を見つけたら、小さな魚は「これは何だろう?食べられるかな?」と近づいていくよね。そしたら…パクッ!チョウチンアンコウの餌食になっちゃうんだ。光を使った賢い狩りの方法だね。
光る理由②:身を隠すカウンターイルミネーション
「カウンターイルミネーション」って聞いたことあるかな?これは、お腹に発光器を持って、上から差し込む光と同じレベルの光を放つことで、自分の影が浮かび上がらないようにする技なんだ(どうして深海魚は光を放つの? | 東京大学)。
ハダカイワシという深海魚は、この技を使う名人なんだ。腹部に多数の発光器を持っていて、下から見上げる捕食者に対して、自分の影を消すことができるんだよ。まるで透明人間みたいだね!
光る理由③:仲間とのコミュニケーション
生物発光は、バクテリアにおいても直接的にコミュニケーションの役割を果たしていると考えられているんだ。深海では、光のパターンや点滅を使って、仲間に情報を伝えているかもしれないんだよ。
例えば、「ここに仲間がいるよ!」とか「危険が近づいているよ!」といった情報を、光の信号で伝えているんだ。人間がスマホで連絡を取り合うみたいに、深海魚は光で会話しているのかもしれないね。
赤い光で忍び寄る深海魚
ほとんどの深海生物の発光色は青か緑の波長なんだけど、ワニトカゲギス類という魚は特別で、赤色光を放出するんだ(どうして深海魚は光を放つの? | 東京大学)。
なぜ赤い光が特別かというと、深海のほとんどの生き物は赤い光を見ることができないんだ。だから、ワニトカゲギス類は赤い光を使って、獲物や他の捕食者に気づかれることなく、周囲を探索することができるんだよ。まるで、赤外線カメラを持った忍者みたいだね!
光の色にも意味がある!青と緑が多い理由
深海生物の発光色は、ほとんどが青か緑だって話をしたけど、それには科学的な理由があるんだ。海の中での光の伝わり方が関係しているよ。
海水を通る光の波長

太陽の光が海に入ると、赤い光から順番に吸収されていって、青い光だけが深くまで届くんだ。青い光はよく散乱するから、海全体が青く見えるんだよ。
深海生物の発光色が青か緑の波長なのは、この波長が海水をよく通過するからなんだ。コミュニケーションを取るのに最適な色を選んでいるんだね(生物発光 – Wikipedia)。
もし深海魚が赤い光で光っても、その光はすぐに海水に吸収されてしまって、遠くまで届かないんだ。だから、遠くまで届く青や緑の光を使っているんだよ。生き物って賢いね!
魚の目も進化している
浅い海に住む魚は、色豊かな世界に生きているから、紫外線を含む4色型の視覚を持っていることが多いんだ。求愛や縄張り、警戒など、「色のコミュニケーション」が発達しているよ。
一方、深海魚は光がほとんど無いから、1色型(モノクロ)で、明暗(コントラスト)で世界を認識しているんだ。深海では、色よりも「光っているか、光っていないか」が重要なんだね。
沖縄の海にも光る生き物がいる!

さて、ここからは君たちの身近な場所、沖縄の海の光る生き物を紹介するよ。沖縄の海にも、不思議な光を放つ生き物がたくさんいるんだ。
マツカサウオ – バクテリアと共生する魚
マツカサウオは、沖縄周辺の水深100-300mに生息する魚で、「光る魚」として有名なんだ(【マツカサウオ、本当に光ってる?】| 沖縄美ら海水族館)。
マツカサウオは、下顎の先端に発光器を持っているんだけど、面白いのは自分で光を作っているわけじゃないんだ。発光バクテリアという光る細菌と共生していて、そのバクテリアが光っているんだよ。
ただし、その光は非常に弱くて、暗い環境でないと見えないんだ。沖縄美ら海水族館に行けば、マツカサウオの発光を観察できるかもしれないね!
サンゴの美しい蛍光
沖縄には約380種のサンゴがいて、これは日本全体の約80%にあたるんだ。沖縄は世界でも有数のサンゴの宝庫なんだよ(琉球大学サンゴ研究室)。
多くのサンゴは緑色蛍光タンパク質を含んでいて、紫外線(UV光)や青い光を当てると、美しい緑色に光るんだ。最近の研究では、サンゴが緑色蛍光光を発して、生存に必要な褐虫藻を引き寄せていることがわかったんだよ。
夜のダイビングで、水中ライトを使ってサンゴを照らすと、幻想的な蛍光の世界が広がるんだ。沖縄の海の宝物だね。
その他の沖縄の光る生き物
バラハナダイやイトタマガシラという魚も、沖縄の水深100-200m付近に生息していて、青い光を当てると蛍光を示すんだ。
また、2014年には、ヒカリキンメダイの仲間で、日本初記録となるPhotoblepharon
palpebratum(オオヒカリキン)が報告されたんだ。この魚は目の下に大きな発光器を持っていて、水族館で発光を観察することができるよ。
🌊 沖縄の海を守ろう
沖縄の美しいサンゴ礁は、今、地球温暖化や海洋汚染の影響で危機に瀕しているんだ。私たちができることは、海を汚さない、プラスチックごみを減らす、環境に優しい生活を心がけることだよ。君たちの世代が、この美しい光る生き物たちを未来に残していけるように、一緒に頑張ろう!
光る生き物の最新研究(2025年)

科学の世界では、今でも新しい発見が続いているんだ。2025年にも、光る生き物に関する素晴らしい研究成果が発表されたよ。
JAMSTEC – 大東諸島の新種発光生物発見
2025年11月5日、JAMSTEC(海洋研究開発機構)と琉球大学、産業技術総合研究所、東北大学などの研究チームが、大東諸島の深海洞窟で新種の発光生物を発見したんだ(大東諸島の深海洞窟で光輝く新種を発見 |
JAMSTEC)!
この新種は「Corallizoanthus
aureus(ウフアガリアカサンゴスナギンチャク)」と名付けられ、生物発光を示す特徴を持っているんだ。研究チームは、研究船「かいめい」と遠隔操作無人探査機(ROV)を使って、深海洞窟を探査したんだよ。
この発見は、国際科学誌「Royal Society Open
Access」に発表されて、世界中の科学者たちから注目を集めているんだ。沖縄の海には、まだまだ知られていない不思議な生き物がたくさんいるんだね!
20色に光る細胞観察技術
2025年1月、大阪大学の研究チームが、20色に光る細胞を同時観察できる新しい生物発光タンパク質「eNLEX」を開発したんだ。
これは、1つの細胞の中で、いろんなタンパク質の動きを同時に観察できる技術なんだ。例えば、病気になった細胞の中で、どのタンパク質がどう動いているかを、カラフルな色で見分けることができるようになったんだよ。医療診断や細胞研究の進展に大きく貢献すると期待されているんだ。
宇宙実験で生物発光の謎を解明
2025年4月、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と産業技術総合研究所の研究者たちが、宇宙実験を通して生物発光を担うタンパク質の「構造」を解き明かしたんだ(タンパク質の「構造」が紐解く生物発光 |
JAXA)。
宇宙では、地上と違って重力がないから、タンパク質のきれいな結晶を作りやすいんだ。その結晶を使って、タンパク質の詳細な構造を調べることで、生物発光の仕組みを医学領域へ応用する道が拓かれたんだよ。
蛍光タンパク質が医療を救う!

下村先生が発見したGFPは、今では医療の世界でとても重要な役割を果たしているんだ。病気の診断や治療に、光る生き物の力が使われているんだよ。
がん細胞を見つける技術
岡山大学の研究グループは、オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質(GFP)の遺伝子を組み込んだウイルス「テロメスキャン」を使って、血液中を流れる極微量のがん細胞を緑色に光らせ、がん細胞のみを捕獲・回収することに成功したんだ(クラゲの蛍光タンパク質で、血中がん細胞を捕獲 |
岡山大学)。
がんは、血液中にわずかながん細胞が流れ出していることがあるんだ。この技術を使えば、そのわずかながん細胞を見つけて、がんの早期発見や転移の予測ができるようになるんだよ。クラゲの光が、人の命を救う技術になっているんだね!
体の中の動きをリアルタイムで観察
大阪大学の研究チームは、化学発光タンパク質と蛍光タンパク質をハイブリッド化した「ナノ-ランタン」を開発したんだ。この技術を使ってマウス体内のがん組織をマーキングすると、動き回っているマウスの体内のがん組織をリアルタイムで観察できるんだよ(「光るタンパク質」で医療やエネルギー問題に貢献 | 大阪大学)。
今まで、がん組織を観察するには、マウスを動かないようにしなければいけなかったんだけど、この技術があれば、生きて動いている状態のまま観察できるんだ。がんの診断や治療に大きく貢献すると期待されているよ。
細胞同士の会話が見える
東京工業大学の研究では、「sGRAPHIC」という技術を使って、がん細胞と肝実質細胞の相互作用を可視化することに成功したんだ(疾患の原因となる細胞間相互作用を見えるようにする蛍光技術 | 東京工業大学)。
その結果、がん細胞と相互作用する肝実質細胞では、galectin-3という遺伝子の発現が上昇していることがわかったんだ。つまり、細胞同士が「会話」している様子を、蛍光で見ることができるようになったんだね。
🔬 未来の医療
クラゲやサンゴから見つかった光るタンパク質が、今では人の病気を治すために使われているんだ。自然の中には、まだまだ私たちが知らない素晴らしい力が隠されているんだね。だからこそ、自然を大切にして、生き物たちを守っていくことが大切なんだよ。
自由研究アイデア:ブラックライトで蛍光を観察しよう
さて、ここからは君たちが夏休みの自由研究で実際に取り組める、蛍光観察の実験アイデアを紹介するよ。家でも簡単にできるから、ぜひチャレンジしてみてね!
実験①:身近なものを光らせてみよう
準備するもの:
- ブラックライト(UV LED懐中電灯、100円ショップで「ひみつペン」として販売されている)
- 観察する物:白いTシャツ、使用済みハガキ、エナジードリンク、蛍光ペン、紙幣、トニックウォーターなど
実験方法:
- 部屋を暗くする
- ブラックライトを準備する物に当てる
- どんな風に光るか観察して、写真を撮る
- 光る色や明るさを記録する
- なぜ光るのか調べる
観察のポイント:
- 白いTシャツは蛍光増白剤が入っているから青白く光るよ
- 使用済みハガキにブラックライトを当てると、目に見えないバーコードが浮かび上がる
- エナジードリンクはビタミンB2が蛍光を発する
- 紙幣やパスポートには偽造防止のための蛍光マークが入っている
⚠️ 注意事項:
- 紫外線は目や肌に悪いから、直接光を見ないこと
- 目に当てないこと
- 長時間照射すると紙が劣化するから気をつけよう
(【ブラックライト】紫外線で浮かびあがる絵 | NGKサイエンスサイト、夏休みの自由研究に!!
ブラックライトで光る世界)
実験②:植物の蛍光を観察しよう
準備するもの:
- ブラックライト
- ほうれん草などの葉
- エタノール(消毒用アルコール)
- 透明なコップ
実験方法:
- 植物の葉をエタノールに浸す
- しばらく置いて、葉の色素を溶かし出す
- 暗い部屋でブラックライトを当てる
- 赤く光る様子を観察する(これはクロロフィルの蛍光だよ)
発展実験:
- ほうれん草を加熱してから観察してみよう
- いろんな植物で比較してみよう(紅葉した葉、緑の葉など)
- なぜ赤く光るのか調べてみよう
実験③:光る生き物を分類しよう
目的: どんな海洋生物が光るのか調べて、図鑑やポスターにまとめよう。
調査内容:
- クラゲ、サンゴ、魚、エビ、イカなどの発光生物をリストアップ
- それぞれの光り方(蛍光か生物発光か)を調べる
- 光る目的を分類する(獲物を誘う、身を隠す、コミュニケーション、共生など)
- 光の色と深さの関係を調査する
- 沖縄の海にいる光る生き物を特に詳しく調べる
まとめ方:
- 写真やイラストを使った図鑑を作る
- 大きなポスターにまとめる
- 分類表を作成する(縦軸に生き物、横軸に光る理由など)
- 実際に水族館に行って観察した記録を追加する
(自然科学観察コンクール(シゼコン)では、こうした研究が優秀な作品として表彰されているよ!)
まとめ:光る生き物が教えてくれること
ここまで、光る生き物の不思議な世界を一緒に探検してきたね。最後に、光る生き物が私たちに教えてくれる大切なことをまとめよう。
自然の不思議さと美しさ
クラゲやサンゴ、深海魚たちが光る仕組みは、本当に驚くべきものだったよね。100万匹のクラゲから取り出されたGFPが、今では世界中の医療研究に使われているなんて、誰が想像できただろう?
自然の中には、まだまだ私たちが知らない素晴らしい秘密がたくさん隠されているんだ。君たちが大人になる頃には、もっと新しい発見があるかもしれないね。
環境を守る大切さ

沖縄の美しいサンゴ礁や、深海の不思議な生き物たちは、今、地球温暖化や海洋汚染の影響で危機に瀕しているんだ。2025年11月に大東諸島で発見された新種の発光生物のように、まだ見ぬ生き物がたくさんいるはずなのに、その生き物たちが絶滅してしまうかもしれないんだ。
私たちにできることは:
- 海を汚さない
- プラスチックごみを減らす
- 環境に優しい生活を心がける
- 自然の大切さを友達や家族に伝える
- 海洋保護活動を応援する
君たちの未来への期待
下村脩先生のように、自然の不思議に興味を持って、一生懸命研究することで、世界を変えることができるんだ。君たちの中から、次のノーベル賞受賞者が出るかもしれないね!
光る生き物の研究は、医療だけでなく、エネルギー問題の解決にも役立つと期待されているんだ。例えば、生物発光の仕組みを使った、電気を使わない照明が開発されるかもしれない。
君たちがこの記事を読んで、少しでも「面白い!」「もっと知りたい!」と思ってくれたら、それが科学への第一歩なんだ。ぜひ、自由研究でブラックライト実験をやってみたり、水族館に行って光る生き物を観察してみたりしてね。

🌟 光る生き物からのメッセージ
暗い海の中で光る生き物たちは、何百万年もかけて進化してきた自然の宝物なんだ。その小さな光が、今では人の命を救う医療技術になっている。
自然は私たちに、たくさんのことを教えてくれる。だからこそ、その自然を大切にして、未来の子供たちにも、この美しい光の世界を残していこうね。
君たちの好奇心が、未来を明るく照らす光になりますように!
参考文献
- 下村脩 – Wikipedia –
ノーベル化学賞受賞者の伝記 - 緑色蛍光タンパク質 – Wikipedia – GFPの詳細情報
- 生物発光 –
Wikipedia – 生物発光のメカニズム - 大東諸島の深海洞窟で光輝く新種を発見 |
JAMSTEC – 2025年の最新発見 - 色褪せない蛍光タンパク質 | 理化学研究所 – StayGoldの開発
- タンパク質の「構造」が紐解く生物発光 |
JAXA – 宇宙実験による研究 - クラゲの蛍光タンパク質で、血中がん細胞を捕獲 |
岡山大学 – 医療応用研究 - 「光るタンパク質」で医療やエネルギー問題に貢献 | 大阪大学 –
ナノ-ランタン技術 - 【マツカサウオ、本当に光ってる?】| 沖縄美ら海水族館 – 沖縄の発光魚
- サンゴ、白化、海洋環境生理学 | 琉球大学 – サンゴの蛍光研究
- どうして深海魚は光を放つの? | 東京大学
– 深海生物の発光理由 - セレンテラジン – Wikipedia – 発光分子の詳細
- 【ブラックライト】紫外線で浮かびあがる絵 | NGKサイエンスサイト – 自由研究実験
- 夏休みの自由研究に!!
ブラックライトで光る世界 | 徳島県立博物館 – 蛍光観察ガイド - 見えないものが見えるように!光るタンパク質GFP |
科学コミュニケーターブログ – GFPのわかりやすい解説 - 2008年ノーベル化学賞『緑色蛍光タンパクの発見と応用』 |
Chem-Station – ノーベル賞の詳細 - バイオルミネセンス(生物発光)とは?仕組みや利用例も! – 生物発光の総合解説
- 擬態やコミュニケーションのため? 海で発光する魚たち – サカナト – 発光魚の生態
- 疾患の原因となる細胞間相互作用を見えるようにする蛍光技術 | 東京工業大学 –
最新の医療応用 - 自然科学観察コンクール(シゼコン) – 自由研究のヒント



