みんなは海に行ったことがあるかな?沖縄の美しい海を見たとき、「どうして海はこんなに青いんだろう?」って不思議に思ったことはないかな?海の水をコップに入れてみると透明なのに、海全体を見ると青く見える。これってとっても不思議だよね!
実は、海が青く見えるのには、ちゃんとした科学的な理由があるんだ。この記事では、光と水の関係、そして海の色の秘密について、君たちと一緒に探検していくよ。この記事を読めば、海の青色の謎が解けて、夏休みの自由研究のテーマにもできるはずさ!
この記事で学べること
- 光の正体と波長の仕組み
- 水が光を吸収する不思議な性質
- レイリー散乱という科学現象
- 沖縄の海が特別に美しい理由
- 自由研究でできる海の色の実験
光の正体って何だろう?

海の色の秘密を知るために、まずは「光」について勉強しよう。光って、実は目に見えない波のようなものなんだ。海の波を想像してみて。波には高さがあって、波と波の間には距離があるよね。この波と波の間の距離のことを「波長(はちょう)」って呼ぶんだ。
光は波!波長って何?
光も同じように波の性質を持っていて、波長があるんだよ。光の波長はとっても小さくて、「ナノメートル(nm)」という単位で測るんだ。1ナノメートルは、なんと10億分の1メートル!想像できないくらい小さいよね(Ocean Photonics – 波長とは)。
光の波長が違うと、私たちの目には違う色に見えるんだ。これがとっても重要なポイント。波長が短い光は紫色に見えて、波長が長い光は赤色に見える。その間には、青、緑、黄色、オレンジなど、いろいろな色があるんだよ。
ちょっと考えてみよう!
虹を見たことがあるかな?虹には7色あるよね。実は、虹は太陽の光が雨粒の中で分かれて見えているんだ。太陽の光には、いろいろな波長の光が混ざっていて、それが分かれると虹色に見えるんだよ。
人間の目に見える光「可視光線」
光にはいろいろな波長があるんだけど、人間の目で見ることができる光は限られているんだ。この「人間の目に見える光」のことを「可視光線(かしこうせん)」って呼ぶよ。
可視光線の波長は、だいたい380ナノメートルから780ナノメートルくらいまでなんだ(東邦大学理学部 – 可視光線)。380nmよりも短い波長の光は「紫外線」、780nmよりも長い波長の光は「赤外線」って呼ばれていて、人間の目には見えないんだよ。
虹の7色と光のスペクトル
可視光線を波長の順に並べると、次のようになるよ:
- 紫色:380~430 nm(一番波長が短い)
- 藍色:430~460 nm
- 青色:460~500 nm
- 緑色:500~570 nm
- 黄色:570~590 nm
- 橙色:590~610 nm
- 赤色:610~780 nm(一番波長が長い)
この色の並びのことを「光のスペクトル」って呼ぶんだ。太陽の光には、これらすべての色の光が混ざっているから、私たちには白っぽく見えるんだよ。面白いことに、人間の目は緑色の光(555 nm付近)を一番強く感じることができるんだって(コニカミノルタ – 人間の色覚)。

やってみよう!
プリズムがあれば、太陽の光を虹色に分けることができるよ。CDやDVDの表面を太陽の光に当ててみても、虹色が見えるはず。これは光が波長ごとに分かれて見える現象なんだ。
水が光を吸収する不思議

さて、光のことがわかったところで、次は「水」について考えてみよう。実は、水には光を吸収する不思議な性質があるんだ。しかも、すべての色の光を同じように吸収するわけじゃなくて、色によって吸収のされ方が違うんだよ。これが海の色の秘密の一つなんだ!
赤い光が消えていく!水の吸収の秘密
水は、波長の長い光(赤色やオレンジ色)を吸収しやすいという性質を持っているんだ。逆に、波長の短い光(青色)はあまり吸収されずに、水の中を進んでいくことができる。
具体的に説明すると、水には760nm(赤色)、660nm(赤橙色)、605nm(橙色)の波長を中心とした吸収帯があるんだ(Wikipedia – 水の青)。これは、水の分子(H₂O)が赤い光のエネルギーを吸収してしまうからなんだよ。
赤い光はどこまで届く?
海の中で赤い光は、わずか10メートルくらいまでしか届かないんだ!つまり、水深10メートルより深いところでは、赤い光はほとんど吸収されてしまって残っていない。だから、深い海の中で赤い魚を見ると、灰色や黒っぽく見えることがあるんだよ(水中での色の見え方)。
一方、青い光は比較的吸収されにくいので、30メートル以上の深さまで届くことができる。これが、深い海が青く見える大きな理由の一つなんだ

深さによって変わる海の色
海の深さによって、届く光の色が変わることがわかったね。それじゃあ、深さごとにどんな色が見えるのか、詳しく見ていこう:
- 水深0~10メートル:すべての色の光が届く。赤、オレンジ、黄色、緑、青、すべて見える。
- 水深10~20メートル:赤い光がほとんど吸収される。オレンジや黄色も弱くなってくる。
- 水深20~50メートル:黄色の光もほとんど消える。緑と青の光が主に残る。
- 水深50~100メートル:緑の光も弱くなり、主に青い光だけが残る。
- 水深100メートル以上:青い光もどんどん弱くなり、だんだん暗くなっていく(海の不思議 – 海が青いのはなぜ?)。
つまり、深く潜れば潜るほど、海の色は青くなっていくんだね。そして、さらに深いところでは、だんだん暗くなって、最終的には真っ暗な世界になってしまうんだ。

沖縄の海で見られる色の変化
沖縄の美しい海では、深さによる色の変化をはっきりと見ることができるよ。浅いところではエメラルドグリーンに輝いていて、少し深くなると鮮やかな青色、そしてさらに深いところでは濃い青色、つまり「コバルトブルー」になるんだ。
2025年の沖縄県の水質調査によると、沖縄の主要なビーチ17ヶ所のうち、13ヶ所が最高ランクの「AA」評価を受けているんだ(沖縄県公式 – 主要水浴場水質調査結果)。これは、沖縄の海がとってもきれいで、光がしっかり海の中まで届いている証拠なんだよ。
なぜ浅いところはエメラルドグリーンなの?
浅い海がエメラルドグリーンに見えるのは、白い砂やサンゴ礁が海底にあるからなんだ。太陽の光が海底まで届いて、白い砂に反射して戻ってくる。この時、青い光と緑の光が混ざって、美しいエメラルドグリーンに見えるんだよ。
レイリー散乱って何?

海が青く見える理由として、もう一つ重要な科学現象があるんだ。それが「レイリー散乱(さんらん)」というもの。ちょっと難しい名前だけど、とっても面白い現象だから、一緒に学んでいこう!
光が散らばる現象「散乱」
「散乱」っていうのは、光が小さな粒子にぶつかって、いろいろな方向に散らばっていく現象のことなんだ。例えば、部屋の中で懐中電灯を光らせると、空気中のホコリに光がぶつかって、光の道筋が見えることがあるよね。これも散乱の一種なんだ。
海の中には、小さなプランクトンや浮遊物がたくさん漂っているんだ。太陽の光が海に入ると、これらの小さな粒子にぶつかって、いろいろな方向に散乱するんだよ。
青い光が特別な理由
ここで重要なのが、「レイリー散乱」という特別な散乱現象なんだ。イギリスの科学者レイリー卿が発見したから、この名前がついているんだよ。
レイリー散乱には、とっても面白い特徴があるんだ。それは、「波長の短い光ほど、強く散乱する」ということ。具体的には、散乱の強さは波長の4乗に反比例するんだ(Wikipedia – レイリー散乱)。
4乗に反比例って何?
ちょっと難しいけど、簡単に言うと、波長が半分になると、散乱する力は16倍(2の4乗)になるということなんだ。赤い光の波長は約700nm、青い光の波長は約450nmくらいだから、赤い光の波長は青い光の約1.5倍。計算すると、青い光は赤い光の約5倍も強く散乱するんだよ!
つまり、青い光は赤い光よりもずっと強く散乱するから、海の中のいろいろな方向に広がっていく。この散乱した青い光が私たちの目に届くから、海が青く見えるんだね。
空と海の青色の違い
「ちょっと待って!空も青いよね?じゃあ、空と海は同じ理由で青いの?」って思った人、するどいね!でも実は、空と海が青い理由は少し違うんだ。
空が青いのは、まさにレイリー散乱が主な理由。太陽の光が大気中の窒素や酸素の分子にぶつかって、青い光が強く散乱するから、空が青く見えるんだ。
一方、海が青いのは、レイリー散乱だけじゃなくて、「水が赤い光を吸収する」という性質も大きく関係しているんだ。つまり:
- 空の青色:主にレイリー散乱のため
- 海の青色:水による赤い光の吸収 + レイリー散乱 + 空の青色の反射
だから、海の青色は空の青色よりも複雑な理由で生まれているんだね(青の洞窟Core – 海の色はなぜ青い?)。
考えてみよう!
名探偵コナンのアニメで、コナンくんが「海が青いのは空の青さが映ってるからじゃない」って説明するシーンがあるんだって。確かに空の青色も海に映るけど、それだけじゃなくて、水の性質とレイリー散乱も大きな理由なんだね。
海が青く見える3つの理由

これまでの説明で、海の色についていろいろなことを学んだね。ここで一度、海が青く見える理由を3つにまとめてみよう。この3つの理由が合わさって、あの美しい青い海が生まれているんだ!
理由1:水が赤い光を吸収する
まず一番大きな理由が、水の分子が赤い光を吸収してしまうということ。水は760nm、660nm、605nmといった赤~オレンジの波長の光を特に吸収しやすいんだったね。
太陽の光が海に入ると、赤い光から順番に吸収されていく。深さ10メートルで赤い光はほとんどなくなって、20メートルではオレンジも消えて、50メートルでは黄色も弱くなる。最後に残るのが、吸収されにくい青い光なんだ。
コップ一杯の水だと透明に見えるのに、海全体だと青く見えるのは、たくさんの水が何メートルも何十メートルも重なっているからなんだね。少しずつ赤い光を吸収していって、最終的には青い光だけが私たちの目に届くんだ。
水の厚さと色の関係
水の層が厚くなればなるほど、赤い光の吸収が進んで、青色が強くなっていく。これは、サングラスを何枚も重ねると色が濃くなるのと同じような感じだよ。
理由2:青い光が散乱する
二番目の理由が、レイリー散乱による青い光の散乱。海の中には、小さなプランクトンや浮遊物がたくさんあるんだ。太陽の光がこれらの粒子にぶつかると、光が散乱する。
レイリー散乱では、波長の短い青い光が赤い光の約5倍も強く散乱するんだったね。散乱した青い光は、いろいろな方向に広がって、その一部が私たちの目に届く。これが、海が青く輝いて見える理由の一つなんだ。
特に、透明度の高い海では、この散乱光がきれいに見える。だから、沖縄のような透明な海は、より鮮やかな青色に輝いているんだよ。
理由3:空の青色が反射する
三番目の理由は、海の表面で空の青色が反射すること。これは、海が鏡のように空の色を映し出しているということなんだ。
晴れた日に海を見ると、水面がキラキラ輝いているよね。これは太陽の光が反射しているんだけど、同時に空の青色も反射しているんだ。だから、空が曇っている日は、海の色も少し暗く見えるし、逆に空が真っ青な日は、海もより鮮やかな青色に見えるんだよ。
ただし、この空の反射は、海が青く見える理由の中では補助的なもの。一番大きな理由は、やっぱり水が赤い光を吸収することと、青い光が散乱することなんだ(aqua-sphere – 海はなぜ青く見えるのか)。
確かめてみよう!
天気の良い日と曇りの日に、同じ場所の海を写真に撮って比べてみよう。天気によって海の色がどれくらい変わるか、観察してみるとおもしろいよ。
沖縄の海はなぜ特別に美しいの?

日本には海に面している場所がたくさんあるけど、沖縄の海は特別に美しいって言われているよね。エメラルドグリーンから鮮やかなコバルトブルーまで、本当にきれいな色をしている。でも、どうして沖縄の海は特別なんだろう?その秘密を探ってみよう!
黒潮(くろしお)の影響
沖縄の海が美しい理由の一つが、「黒潮」という大きな海流が流れているからなんだ。黒潮は、世界でも有数の大きな暖流で、フィリピン近くから日本の太平洋側を流れている。
黒潮は「黒い潮」って書くけど、実は本当に黒いわけじゃないんだ。むしろ、すごく青くて透明な海流なんだよ。じゃあ、なぜ「黒」って名前がついているかというと、透明すぎて海底が見えず、深く濃い青色に見えるから、昔の人が「黒潮」って呼んだんだって。
黒潮の特徴は、栄養分がとても少ないこと。栄養分が少ないと、植物プランクトンもあまり育たない。プランクトンが少ないということは、海の中の浮遊物が少なくて、水がとっても透明になるんだ(沖縄ナビ – 沖縄の海が綺麗な理由)。
栄養が少ないのに良いの?
「栄養が少ない」って聞くと、良くないことのように思えるかもしれないけど、海の透明度を考えると、プランクトンが少ない方がきれいに見えるんだ。ただし、魚にとっては栄養豊富な海の方が良いから、漁業の面では複雑だけどね。
白い砂とサンゴ礁の秘密
沖縄の海がエメラルドグリーンに輝く理由は、白い砂とサンゴ礁にあるんだ。沖縄の海岸の砂は、本土の海岸の砂とちょっと違うんだよ。
本土の海岸の砂は、主に岩が細かく砕けてできた砂なんだけど、沖縄の砂は「サンゴの砂」や「貝殻の砂」が多いんだ。サンゴや貝殻は炭酸カルシウムでできていて、真っ白な色をしている。このサンゴの砂が海底一面を覆っているから、沖縄の海は特別に明るく、美しい色に見えるんだよ。
浅い海では、太陽の光が白い砂まで届いて、反射して戻ってくる。この時、青い光と緑の光が混ざって、あの美しいエメラルドグリーンの色が生まれるんだ。少し深くなると、白い砂からの反射が弱くなって、水そのものの青色が強くなる。だから、深さによって色が変わっていくんだね(青の洞窟Core – 沖縄の海が綺麗すぎる理由)。
透明度が高い理由
沖縄の海の透明度が高い理由は、他にもあるんだ:
- 大きな川がない:沖縄には大きな川がほとんどない。だから、土砂や泥が海に流れ込むことが少なくて、海が濁らないんだ。
- サンゴ礁のフィルター効果:サンゴ礁は天然のフィルターのような働きをする。海水中の小さな粒子を取り除いてくれるんだよ。
- 温かい海水温:沖縄の海は一年中温かい。温かい水は冷たい水よりも生物の活動が活発で、海をきれいに保つ生態系が機能しているんだ。
これらの条件が重なって、沖縄の海は驚くほどの透明度を保っているんだ。場所によっては、水深30メートル以上先まで見通せることもあるんだって!(沖縄釣り体験クラブ – 沖縄の海の透明度)
沖縄の海を守ろう
こんなに美しい沖縄の海も、海洋汚染や地球温暖化によって危機にさらされているんだ。サンゴの白化現象も起きているし、海洋プラスチックの問題もある。私たちには、この美しい海を未来の世代に残していく責任があるんだよ。
深さで変わる海の世界

さて、海の深さによって、色だけじゃなくて、光の量も大きく変わるんだ。深く潜れば潜るほど、海の世界はどんどん変わっていく。まるで別の惑星に来たみたいな、不思議な世界が広がっているんだよ。
浅瀬のエメラルドグリーン
水深0~10メートルくらいの浅い海は、太陽の光がたっぷり届く明るい世界だ。ここでは、すべての色の光が届いているから、カラフルな魚たちやサンゴの本当の色を見ることができるんだ。
沖縄の浅瀬では、エメラルドグリーンの美しい海が広がっている。これは、白いサンゴ砂が海底を覆っていて、太陽の光を反射しているからなんだね。青い光と緑の光が混ざって、宝石のような色になるんだ。
浅瀬は、海の生き物たちにとっても大切な場所。サンゴ礁があって、小さな魚たちの隠れ家になったり、稚魚が育ったりする場所なんだ。光合成をする海藻やサンゴの褐虫藻も、明るい浅瀬で元気に育つことができる。
中層の青色
水深10~50メートルくらいの中層になると、赤い光やオレンジの光はほとんど届かなくなる。残っているのは、主に青い光と緑の光。だから、この深さでは海全体が青っぽく見えるんだ。
ダイビングをする人なら、この深さの変化をよく体験するよ。水深20メートルくらいまで潜ると、上を見上げれば明るい水面が見えるけど、周りは青一色の世界になる。赤い魚を見ても、この深さでは灰色や黒っぽく見えてしまうんだ。
だから、水中カメラマンは、水中でストロボ(フラッシュ)を使って撮影するんだよ。ストロボの光には赤い光も含まれているから、魚の本当の色を写すことができるんだ。
深海の真っ暗な世界
水深100メートルを超えると、もう太陽の光はほとんど届かなくなる。水深200メートルくらいになると、完全に真っ暗な世界になってしまう。これが「深海」と呼ばれる世界なんだ。
太陽の光が届かない深海でも、生き物たちは生きているんだよ。深海魚の中には、自分で光を出す「発光器官」を持っているものがたくさんいる。チョウチンアンコウは、頭の上についた発光器で餌をおびき寄せるし、ホタルイカは体全体を光らせることができるんだ。
深海の世界は、まだまだ謎がいっぱい。人類が探検した海の底は、全体の5パーセントくらいしかないんだって。これからも、新しい発見がたくさんあるだろうね(JAMSTEC – 海洋研究開発機構)。
どうして深海は真っ暗なの?
太陽の光が水深100メートル以上まで届かないからなんだ。青い光でさえ、水に少しずつ吸収されていって、最終的には全部なくなってしまう。だから、深海は昼間でも真っ暗なんだよ。
海の色の変化を観察しよう!

海の色は、深さだけじゃなくて、天気や時間帯、場所によっても変わるんだ。同じ海でも、見る条件が変わると、全く違う色に見えることがあるんだよ。これを観察するのも、とっても面白いんだ!
天気による色の違い
海の色は、天気によって大きく変わるんだ。晴れた日と曇りの日では、海の見え方が全然違うよね。
- 晴れの日:空が真っ青だから、海も鮮やかな青色に見える。空の青色が海面に反射して、より美しく輝いて見えるんだ。
- 曇りの日:空が灰色になると、海も少し暗く、灰色がかった青色に見える。空の反射が少なくなるからなんだね。
- 雨の日:海面に雨粒が落ちると、水面が波立って、反射が乱れる。だから、海の色がぼんやりして見えることがある。
- 台風の後:大きな波で海底の砂が巻き上がって、海が濁ることがある。でも、数日経つと、また透明な海に戻るんだよ。
沖縄では、台風シーズンが過ぎると、海がとてもきれいになることが知られているんだ。台風の強い風が海をかき混ぜて、汚れを流してくれるからなんだって。
時間帯による変化
海の色は、一日の中でも変化するんだよ。太陽の位置によって、海に当たる光の角度が変わるからなんだ。
- 朝(日の出):太陽の光がオレンジ色がかっているから、海も少しオレンジ色に染まる。とってもロマンチックな景色だよ。
- 昼(正午頃):太陽が真上にあるから、光が海に垂直に入る。この時間帯が一番海の本当の色が見える時間なんだ。
- 夕方(日没):夕日の赤やオレンジの光が海を照らして、海が金色やオレンジ色に輝く。「夕焼けの海」って本当にきれいだよね。
- 夜:月明かりがある夜は、海が銀色に輝いて見える。月の光も太陽の光を反射したものだから、やっぱり海を照らすことができるんだ。
沖縄の海では、朝と夕方の「マジックアワー」という時間帯が特に美しいって言われている。写真を撮るのにも最高の時間なんだよ。
場所による違い
同じ沖縄の海でも、場所によって色が違うことがあるんだ。これにはいくつか理由があるよ:
- 海底の種類:白い砂のところはエメラルドグリーン、岩場のところは濃い青色。海底の色と材質が、海の見え方に影響するんだ。
- 水深:浅いところは明るい色、深いところは濃い色。数メートルの違いでも、色がはっきり変わることがあるよ。
- 海流:潮の流れが速いところは、水が常に動いているから、透明度が高いことが多い。逆に、閉鎖的な湾の中では、少し濁っていることもある。
- 周辺の環境:川が近くにあると、雨の後に土砂が流れ込んで濁ることがある。周辺の陸地の影響も受けるんだね。
沖縄本島、石垣島、宮古島、それぞれの海の色には特徴があるんだ。旅行で行ったときは、ぜひ場所による違いも観察してみてね!
観察記録をつけよう
同じ場所の海を、違う天気、違う時間帯、違う季節に写真に撮って比べてみよう。海の色がどれくらい変わるか、記録するのも面白い自由研究になるよ。
自由研究アイデア:海の色を科学しよう

さて、ここまで海の色について学んできたね。学んだことを実際に確かめてみたくなったかな?ここでは、君たちが夏休みの自由研究でできる、海の色に関する実験を紹介するよ。安全に楽しく実験して、海の科学を体験してみよう!
実験1:水の深さで色が変わるか調べよう
用意するもの
- 透明な長い容器(水槽やペットボトルを縦に切ったものでもOK)
- 食紅(赤色)
- 懐中電灯やスマホのライト
- 白い紙
実験の手順
- 透明な容器に水を入れる(深さ30センチ以上あると良い)
- 食紅(赤色)を少しだけ溶かす(ほんの少しで良い)
- 容器の底に白い紙を置く
- 上から懐中電灯で照らす
- 横から見たときの水の色を観察する
観察のポイント
水が深くなるほど、赤い色が強くなって見えるはず。これは、水が赤い光を吸収する性質を示しているんだ。本物の海では逆に、水が赤い光を吸収するから青く見えるんだけど、この実験では赤い食紅が青い光を吸収するから、似た現象が観察できるんだよ。
さらに詳しく調べるには
- 水の深さを変えて(10cm、20cm、30cm)、色の変化を比較しよう
- 食紅の量を変えて、色の濃さと深さの関係を調べよう
- 青い食紅でも同じ実験をして、結果を比べてみよう
実験2:光の散乱を再現してみよう
用意するもの
- 透明なガラスのコップ(大きめのもの)
- 水
- 牛乳(ほんの少し)
- 懐中電灯やレーザーポインター
- 暗くできる部屋
実験の手順
- コップに水を入れる
- 牛乳を1~2滴だけ加えて、よく混ぜる(入れすぎないこと!)
- 部屋を暗くする
- 横から懐中電灯の光を当てる
- いろいろな角度から、光の道筋を観察する
観察のポイント
牛乳に含まれる小さな脂肪の粒が、光を散乱させるんだ。光の道筋が白っぽく見えるよね。これが、海の中でプランクトンや浮遊物が光を散乱させるのと似た現象なんだ。
横から見ると光の道筋が白く見えるけど、正面から見ると少し青っぽく見えることもある。これがレイリー散乱の効果なんだよ(キヤノンサイエンスラボ – 光のじっけん)。
実験3:沖縄の海の透明度を測定しよう
もし沖縄や海に行く機会があったら、海の透明度を測定してみよう。科学者たちも同じ方法で海の透明度を調べているんだよ。
用意するもの
- 白い円盤(紙皿に重しを付けたものでもOK)
- ロープ(長さを測れるように1メートルごとに印をつける)
- 記録用紙とペン
測定の手順
- 安全な場所で、大人と一緒に測定する
- 白い円盤をロープでつるして、海に沈めていく
- 円盤が見えなくなった深さを記録する
- もう一度引き上げて、円盤が見え始める深さを記録する
- この2つの深さの平均を「透明度」とする
記録のポイント
- 場所(ビーチの名前)
- 日時と天気
- 透明度(メートル)
- 海の色(エメラルドグリーン、青色など)
- 水温(わかれば)
複数の場所で測定して比べると、場所によって透明度が違うことがわかるよ。これを地図にまとめると、立派な自由研究になるね!(学研 – 自由研究プロジェクト)
安全に実験しよう
海での実験は必ず大人と一緒に、安全な場所で行ってね。深いところや波が高いところは危険だから避けよう。また、海洋生物を傷つけないように、サンゴ礁の近くでは特に注意してね。
まとめ:海の青色の秘密

さあ、長い探検の旅もそろそろ終わりだね。海が青く見える秘密、わかったかな?最後にもう一度、大切なポイントをまとめてみよう。
海が青く見える3つの理由
- 水が赤い光を吸収する:水の分子は赤~オレンジの光を吸収しやすい。深い海ほど、残るのは青い光だけ。
- 青い光が散乱する:レイリー散乱によって、波長の短い青い光が強く散乱する。この散乱した光が私たちの目に届く。
- 空の青色が反射する:海の表面で空の青色が反射することも、海を青く見せる一つの理由。
沖縄の海が特別に美しい理由
- 黒潮の影響で透明度が高い
- 白いサンゴ砂が光を反射してエメラルドグリーンに輝く
- 大きな川がないから土砂が少ない
- サンゴ礁が天然のフィルターの役割をしている
海の色は、光の科学と水の性質が合わさって生まれる、自然の芸術作品なんだ。同じ青色でも、深さや場所、天気によって、無限に近い色のバリエーションがある。それが海の魅力なんだね。
未来の海を守るために
海の美しい青色を未来の子供たちにも見せてあげたいよね。そのためには、海を汚さないことがとっても大切なんだ。プラスチックごみを減らしたり、ビーチクリーン活動に参加したり、一人一人ができることから始めよう。
地球温暖化によるサンゴの白化も深刻な問題だ。私たちの小さな行動が、大きな海を守ることにつながるんだよ。この美しい青い海を、ずっとずっと大切にしていこうね!
海の色の秘密、君たちにも伝わったかな?次に海に行ったときは、ぜひ今日学んだことを思い出して、海の色をじっくり観察してみてね。そして、できれば自由研究で海の色を調べて、友達にも教えてあげよう。科学の目で見ると、いつもの海がもっともっと面白く見えてくるはずだよ!
参考文献
- Wikipedia – 水の青:水が光を吸収する仕組みと海の色の科学的説明
- Wikipedia – レイリー散乱:光の散乱現象の詳しい解説
- 学研キッズネット – 海はどうして青いの:子供向けの海の色の説明
- 青の洞窟Core – 海の色はなぜ青い?:海の色のメカニズムの科学的解説
- aqua-sphere – 海はなぜ青く見えるのか:水の科学シリーズの海の色解説
- NASA – PACE Ocean Color Instrument:2025年の最新海洋観測技術
- 沖縄県公式 – 主要水浴場水質調査結果:2025年沖縄の海の水質データ
- 東邦大学理学部 – 可視光線:光の波長と色の関係の学術的説明
- コニカミノルタ – 人間の色覚:人間が色を感じる仕組みの解説
- 沖縄ナビ – 沖縄の海が綺麗な理由:沖縄の海の美しさの秘密
- 青の洞窟Core – 沖縄の海が綺麗すぎる理由5選:沖縄の海の透明度と色彩の解説
- キヤノンサイエンスラボ – 光のじっけん室:光の実験方法の紹介
- 学研 – 自由研究プロジェクト:自由研究のアイデアと実験方法
- JAMSTEC – 海洋研究開発機構:日本の海洋研究の最前線
- 沖縄釣り体験クラブ – 沖縄の海の透明度:沖縄の海の透明度についての詳細情報



