小さな探究者たちの発表会
～美ら浜で見つけた宝物から広がる
学びの世界～

サンゴ礁ウィーク2025
～サンゴ礁はみんなの大切な宝もの！～にて子ども達の探究の発表会を開催します。

イベント詳細

2024年7月よりスタートし、2025年2月までの全8回の体験や学びを通して子ども達がそれぞれに探究した内容を発表します。

同じビーチでのビーチコーミングから始まった彼らの探究の旅。

同じ場所でビーチコーミングを行っても、 子ども達一人ひとり拾うものは違いますし、 さらに拾ったモノから広がる興味関心も皆違っています。 1人として同じ人がいないように、 実は一人ひとりが見ている、観えている世界は違っている そんなことを子ども達が教えてくれる時間にもなると思います。

是非いらしてください。

2024年度の探究クラスの活動

7月
事前に記入した『自己紹介シート』を見ながら自分で自分のことを表現する自己紹介からスタート。
その後先生たちも自分自身のことを紹介し、いざ講義スタート。
まずは私たちが住むこの「沖縄」本島について島の形や本州との違いなどを学ぶ時間がスタート。

7月の探究クラスの様子はこちらから

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8月
JAMSTECが運営するGODACで沖縄の海の主役サンゴについて、どのような生き物なのか、また、地球環境変動がサンゴ礁に与える影響を実験を通して学んできました。

360度海に囲まれ、サンゴ礁に恵まれた沖縄ですが、
サンゴのことってあまりよく知らなかったりするので、
この日はサンゴについて、そしてそのサンゴやサンゴ礁に地球環境変動が与える影響について子ども達と一緒に学びました。

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9月
沖縄における数少ない干潟の一つとして、生物多様性の観点からも非常に貴重な場所でのフィールドワークを行いました。
干潟での生き物観察に、先生がとっておきの秘密兵器を持って来てくれました。その不思議な装置に、子どもたちの目はキラキラ。先生が使い方を見せると、子どもたちはその動きに釘付け。興味深々で観察した後は、いよいよ自分たちの番！装置を使って、生き物たちとの新たな発見を楽しみました。

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10月
再び琉球大学に戻り、9月にそれぞれがビーチコーミングしたものを標本にするチャレンジをしました。

標本の意義や意味、そして作り方を学びながら制作していきます。
ビーチコーミングで見つけたものを標本にすることは、ただの作業ではなく、自分の「気になる！」を形にすること。どんなものに興味を持ったのか、自分の関心を知るプロセスを楽しみました。

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11月
沖縄の海の環境教育のパイオニア、しかたに自然案内のまゆ先生＆ノリ先生をお迎えし、海ごみ問題の実態を理解する１つとしてマイクロプラスチック調査を行いました。
前半の時間は、先生たちから、海で起きている現状についてお話を聴くだけではなく、沖縄の海岸に漂着したいろいろなものを、実際に見たり触ったり。

調査で使う道具を使い、
実際に砂を採取し、その砂の中から小さなプラスチック片の数を数え調査しました。この体験は、自分たちの暮らしが海を通して世界とつながり、海の自然に影響を与えていること、そして、きれいな海のために何ができるかを考える機会となりました。

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12月
ある意味沖縄らしい目の前にサンゴ礁が広がる白い砂浜のビーチへ。いつもの「砂浜」に見えていた場所が、先生の言葉がけやガイドに導かれながら、ひとつひとつ手に取って観察することで、新しい発見にあふれた場所へと変わりました。
そして、その中から 「自分が気になるもの」 を選ぶ時間。
数えきれないほどの漂着物の中から「これ！」と思うものを見つけ、選び、手に取る。その選択には、子どもたち一人ひとりの視点や価値観が表れます。たくさんの情報があふれる時代に、何を大切にし、どう選び取るのか。大切なスキルを育むことにも繋がっています。

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1月
これまでのフィールドワークで拾った物で標本を制作し、それらの考察を進めました。そして、3月の発表に向けた成果物の準備もスタート！
ただ拾って終わりではなく、そこに意味を見出し、探究することで、新たな発見とつながりが生まれます。標本作りは単なる整理ではなく、自分の視点や問いを形にするプロセス。
「調べる」「考える」「表現する」ことを通して、ただの貝殻やサンゴのカケラが、自分だけの学びの入り口 へと変わっていきました。

2月
地球となかよし探究クラスも最終回。
1月に続き、探究の最終アウトプットをどう形にするかを吟味し、それらをまとめる作業 を行いました。

ここまでの探究プロセスは、「問いを持つ」→「調べる」→「考える」→「気づく」 という流れで進んできました。
そして2月は、その最終段階。
「自分の学びをどう表現するか？」
「伝えることで、どんなことが生まれるか？」
という問いに向き合いながら、探究をカタチにしていく時間でした。