自然の中でのキャンプはすべてがワクワクの連続!
普段は見せないような、キラキラした子供たちの笑顔を見るのが大好きで嬉しくて、そんな経験を「もっともっとたくさんの子供たちや家族にしてもらいたい!」
『足柄こどもキャンプ』開催のきっかけ
「こどもの主体性・協調性・リーダーシップを育む」をテーマに2014年から親子向けに『足柄こどもキャンプ』を主催しています。
元々、家族で毎年キャンプに行っていて、“キャンプ”の中で育まれる子供の成長には大きな可能性を感じていました。
東京生まれ&東京育ちの我が子にとって、自然の中でのキャンプはすべてがワクワクの連続!
普段は見せないような、キラキラした子供たちの笑顔を見るのが大好きで嬉しくて、そんな経験を「もっともっとたくさんの子供たちや家族にしてもらいたい!」と思ったのが、「足柄こどもキャンプ」開催のきっかけでした。
“キャンプ”の中で育まれる子供の成長
“キャンプ”と一言で言っても、テントを張って寝泊まりするものからコテージに泊まるもの、山の中、川や海や湖のそば、公園でのキャンプなど、いろいろなカタチがあります。
どんなカタチであったとして共通して言えるのは、“キャンプ”は、子供たちをひとまわりもふたまわりも成長させてくれます。
キャンプという非日常の場所だからこそ、子供たちは好奇心いっぱいに、初めてのことにチャレンジすることができます。
野外炊事での出来事
ある年の足柄こどもキャンプにて、生まれて初めてキャンプに参加する、という4歳の男の子がいました。
最初はなかなか馴染めずに、ずっとママにくっついて様子を伺っていました。
足柄こどもキャンプでは、初日のお昼はみんなで野外炊事でカレーを作ります。
野外炊事がはじまり、小学生の男の子たちがかまどで火おこしを始めました。
すると、さっきまでママにくっついていたその男の子は、火おこしの様子が気になるようで、少しづつかまどへ近づいて行きます。
はじめは火を怖がっている様子の男の子でしたが、周りの沢山のお兄ちゃんたちに触発されたのか、お兄ちゃんたちのマネをして、軍手をはめて、薪をくべたり、うちわで火をあおいだり。
気づけば小学生のお兄ちゃんたちに混じってかまどに釘付け。
火おこしに夢中!
かまどでご飯を炊いたりカレーを煮込む間も、ずっと火加減を見守ってくれていて、その真剣な眼差しは自信にあふれキラキラ輝いていました。
その姿を見守る彼のパパとママの嬉しそうな表情は今も忘れません。
完成したカレー!
彼は最高の笑顔で自分の作ったカレーを頬張っていました。
自分たちで火おこしをして、その火を使って作ったカレーの味は言うまでもなく格別だったことでしょう!
5歳の男の子のリーダーシップ
翌年のキャンプに5歳になったこの男の子は再び参加してくれました。5歳になったその男の子は、なんと誰よりも率先して、かまどの火おこしをしてくれたのです。
その成長っぷりには私たちは大きな驚きと感動を覚えました。
チャレンジしてやってみた経験、「できた!」という達成感が、彼にとって大きな自信につながっていたのだと思います。
そしてその自信が、彼の率先した行動、リーダーシップへと繋がっていったのでしょう。
当たり前が”当たり前じゃない
ガスコンロを回せば簡単に火はつくし、お湯もボタン一つで沸くし、ご飯だって炊飯器のボタンを押せば自動で炊けますよね。
そんな便利なことが当たり前のような世の中だからこそ、キャンプの野外炊事での体験は、そんな当たり前が”当たり前じゃない”ことを教えてくれる大切な経験でもあります。
日常の生活では、なかなか気づくことの出来ない、 当たり前が実は当たり前ではない こと。その経験をすることで日常生活の中にある「ありがたみ」を実感できる経験。
これは子どもだけでなく、大人である私たちにとっても、非常に貴重な経験となっています。
著者プロフィール
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2004年、20歳で結婚し長男を出産。
そこから2歳差で長女と次男が生まれ、20代前半は子育てに奮闘する日々を過ごす。
出会った当時、夫婦そろってスイミングやダイビング業界に関わっていたのもあり、海や自然が大好きで、毎年の家族イベントとしてキャンプに行くようになる。
自然の中で見せる子供たちのキラキラした笑顔が嬉しくて、もっとたくさんの子供たちや家族に、自然の中でのキャンプを体験してほしいと思い、2014年にYMぷろじぇくとを立ち上げ、「親子向けキャンプ」の主催を始める。
また、キャンプ以外にも「親子で富士登山」や「夢を叶えるビジョンボード」や「チームビルディング体験」などのイベントも多数主催。
プライベートでは、フルマラソン、100kmマラソン、トライアスロンの完走経験もあり、スポーツに子育てに仕事にボランティア活動にと、子供たちに負けないくらい毎日アクティブに活動中。
2017年に三男を出産し、現在は4児の母。
- 地球環境2019年6月25日すべてがワクワクの連続